パソコンが起動しないときの直し方
電源を入れても何も起きない。画面が真っ暗のまま。
そんなときは、電源ランプと音の状態を見ると、原因がだいたい分かります。
お金のかからない対処から順番に試しましょう。
パソコンの電源が「本当に入っているか」を確認すると、直す場所がすぐに絞れます。
パソコン診断(無料)で、電源・画面・起動の状態を順にチェックできます。
症状の早見表
| 症状 | 疑われる原因 | 読む場所 |
|---|---|---|
| ランプがつかない・音もしない | コンセント・ケーブル・電源ボタンの不調 | A |
| ランプはつくが画面が真っ暗 | 画面の明るさ設定・外部モニターの接続 | B |
| ロゴ画面などで止まる | 起動の途中の不調・つないだ機器との相性 | C |
| 変な音(カチカチ等)が続く | 内部部品の不調。無料の対処では直らないことが多い | 限界 |
🔌 A. 電源ランプがつかない・音もしないとき
まったく反応がないときは、電源が届いていないだけのことが多いです。上から順に試してください。
差し込み口がゆるんでいないか、テーブルタップの電源スイッチが入っているかを見ます。別のコンセントに直接つないでみるのも有効です。
10秒ほど押し続けると、途中で止まっていた電気の流れがリセットされます。その後、もう一度短く押して起動を試します。
バッテリーを外せる機種なら、外した状態で電源ケーブルだけをつないで起動を試します。バッテリー側の不調と本体側の不調を分けて確認できます。
同じ差し込み口の別のアダプターがあれば、貸してもらって試します。アダプター自体が壊れていることもあります。
ここまで試してもまったく反応がないなら、内部の電源部分の不調が疑われます。メーカー保証の確認へ進んでください。
💡 B. ランプはつくが画面が真っ暗なとき
ランプがついているなら、パソコン本体は動いています。画面に映す部分だけの不調が多いです。
明るさを上げるキーを押してみます。誤って一番暗い設定になっているだけのこともあります。
外部モニターをつないでいる場合、画面の映る先がそちらに切り替わっていることがあります。ケーブルを外して本体の画面だけで試します。
「ピー」という音や、ファンが回る音がするなら、パソコンは動いています。画面側だけの不調の可能性が高いです。
音もまったくしない場合は、Aの手順に戻ってください。
電源ボタンを10秒ほど押して切り、1分待ってから起動します。画面が映るまで1〜2分かかることもあるので、あわてず待ちます。
⏳ C. 起動中に止まるとき
ロゴ画面や読み込み中の表示で止まってしまう場合は、起動の途中でつまずいています。
久しぶりに起動したときなどは、更新の作業が裏で進んでいて時間がかかることがあります。5分ほど待ってから判断します。
USBメモリーやマウス、外付けの機器を全部抜いてから、もう一度電源を入れます。つないだ機器との相性で止まることがあるためです。
電源ボタンを10秒ほど押して切り、1分待ってから入れ直します。1回で直らなくても、2〜3回試すと進むことがあります。
新しいアプリを入れた、更新をした、部品を増やした、などの心当たりがあれば、それが原因のことがあります。詳しい人に相談する際の手がかりになります。
🛠️ メーカー保証で無料で見てもらう
買ってから保証期間内であれば、無料で見てもらえることが多いです。まずここを確認しましょう。
通販で買った場合は、注文履歴のページが保証書の代わりになることがあります。
「ランプはついたが画面が映らない」「電源ボタンを長押ししても変化なし」など、確認した内容をメモします。連絡がスムーズになります。
電話やチャットで症状を伝えると、送る前に無料で直せる場合と、預けて修理になる場合を案内してもらえます。
🚧 無料で試せることの限界
ここまでの対処は、どれもお金がかからず、自分でできる範囲のものです。ただし、次のような場合は無料の対処では直りません。
- 内部の部品そのものが壊れている(電源部分・画面の配線など)
- 水こぼしや落下など、物理的な衝撃を受けたあと
- 変な音(カチカチ・ジーという音)が繰り返し続く
これらは分解しないと確認できない部分が多く、無理に分解すると保証が使えなくなります。パソコン診断で状態を確認したうえで、無料の対処で変化がなければ、次の段落の有料修理を検討してください。
💴 有料の修理の目安
修理費用は、故障している部品や機種によって差が大きく、一律の金額は言えません。判断のために、次の順番で確認するのがおすすめです。
多くの修理店は、見積もりだけなら無料で受け付けています。金額を知る前に修理を決めないことが大切です。
同じ故障でも、部品の種類によって金額が大きく変わります。内容を分けて聞くと、納得しやすくなります。
部品を取り寄せる場合、数日から数週間かかることがあります。仕事や勉強で使う場合は、代わりの手段も考えておきましょう。
🔁 買い替えを考える判断基準
次のいずれかに当たる場合は、修理より買い替えのほうが現実的なことが多いです。
- 見積もりの金額が、新しいパソコンの価格に近い、または超えている
- 購入から長い年数が経っていて、保証も切れている
- これまでにも別の不調が何度もあった
逆に、購入から間もない、保証が使える、見積もりが安いといった場合は、修理のほうが得になることが多いです。金額を比べてから決めるのが、後悔しない一番の方法です。
よくある質問
電源ボタンを押しても何も反応しません
電源ランプがつかず音もしない場合は、コンセントやケーブルが抜けている・ゆるんでいることが多いです。差し込み直してから、もう一度電源ボタンを押してみてください。
ランプはついているのに画面が真っ暗です
パソコン本体は動いていて、画面に映す部分だけがうまくいっていない状態です。画面の明るさボタンや、外部モニターをつないでいないかを確認してください。
Windowsのマークが出たまま止まって進みません
起動の途中で止まっている状態です。10秒以上電源ボタンを押して一度強制的に切り、USB機器を全部抜いてからもう一度電源を入れてみてください。
昨日まで使えていたのに急に起動しなくなりました
急に起動しなくなった場合、パソコン内部の一時的な不調やケーブルの接触不良が多く、部品の故障とは限りません。まず電源ランプの状態を確認し、症状に合う手順から試してください。
保証期間は過ぎていますが、直したいです
保証が切れていても、メーカーや修理店に有料で直してもらえます。ただし原因によって費用の差が大きいため、直す前に見積もりを取り、本体の買い替え価格と比べてから決めるのがおすすめです。
分解して自分で直しても大丈夫ですか
分解すると保証が使えなくなることが多く、初心者にはおすすめしません。まずは電源ランプの確認とケーブルの挿し直しなど、分解しない対処から試してください。