音割れ・ガサガサ音・ブツブツ途切れる時の直し方
音がバリバリ割れる。ガサガサ言う。ブツブツ途切れる。
原因は故障とは限らず、設定だけで直ることも多いです。
お金のかからない確認から順に説明します。
最初に「機器が悪いのか、聞いている音源が悪いのか」を切り分けると、原因はほぼ絞れます。
イヤホン・スピーカー検査(無料)の音割れテストで、低音(80Hz)と中音(400Hz)の正確なテスト音を鳴らせます。
原因の早見表
| 症状 | 一番多い原因 | 読む場所 |
|---|---|---|
| 音量を上げると割れる | 機器の限界を超えた音量・音量バランス | A |
| ケーブルやプラグを動かすとガサガサ言う | 接触不良(端子の汚れ・断線しかけ) | B |
| Bluetooth でブツブツ途切れる | 距離・障害物・電波の混雑 | C |
| 特定の曲・アプリ・サイトだけ割れる | 音源自体の音割れ・アプリの設定 | D |
| 低い音だけビリビリ震える | 置き場所の共振・スピーカーの限界 | FAQ |
| 常に「サー」と鳴っている | アンプのホワイトノイズ。故障とは限らない | FAQ |
症状が違う場合はこちらをどうぞ。
音がまったく出ない → 音が出ない時の直し方
片方だけ聞こえない → 片方だけ聞こえない時の直し方
🎚️ A. 音量・設定が原因の時(無料で直る)
音割れの原因で一番多いのは、故障ではなく音量と設定です。お金がかからず、その場で試せるので、ここから順にどうぞ。
スピーカーやイヤホンには「きれいに鳴らせる音量の上限」があり、それを超えると壊れていなくても割れます。少し下げて割れなくなるなら、故障ではありません。
音量の「バランス」も大切です。パソコン側を最大にして、スピーカー側のつまみで絞る使い方は割れやすくなります。パソコン側を下げめ(5〜7割)にして、スピーカー側で音量を作るのがおすすめです。
音楽アプリの「イコライザー」「低音ブースト」「立体音響」など、音を加工する機能は、音を大きくする方向に働いて割れの原因になります。
一度すべてオフにして、割れが消えるか確認してください。
「設定 → システム → サウンド」から出力機器のプロパティを開くと、「24bit、48000Hz」のような形式を選ぶ欄があります。
ここを別の値(48000Hz ⇄ 44100Hz など)に変えると、プチプチというノイズが改善する場合があります。必ず直るわけではありませんが、無料で戻せるので試す価値はあります。
🔌 B. 機器・接続が原因の時(ガサガサ音)
設定を直しても割れる場合は、機器と接続を疑います。ここでも順番は、無料の確認が先です。
スマホやほかのパソコンにつないでみます。
別の機器でも割れるならスピーカー・イヤホン側、別の機器では割れないなら元のパソコン側の問題です。
挿し込みが浅い「半挿し」は、音割れとガサガサ音の定番の原因です。一度抜いて、奥までしっかり挿し直してください。
プラグの金属部分が汚れている時は、乾いた布で拭きます。差し込み口のホコリはエアダスターで飛ばしてください。
ケーブルの根元やプラグの近くを軽く曲げてみて、ガサガサ音が出たり消えたりするなら接触不良(断線しかけ)です。
動かすと直るのは直ったのではなく、悪化の途中です。保証の確認(5)に進んでください。
長年使ったスピーカーは、音を出す膜のふち(エッジ)が傷んで、ビリビリした割れ音が出ることがあります。
これは掃除や設定では直せません。何年も使った機器で、どの音源でも割れるなら、買い替えの検討ラインです。
買ってから 1〜2 年以内なら、無料で交換してもらえることが多いです。レシートか通販の注文履歴があれば十分です。
修理にお金を払う前に、必ず保証期間を確認してください。
📶 C. Bluetooth がブツブツ途切れる時
Bluetooth のブツブツは、故障よりも電波の問題が多いです。上から順に試してください。
パソコンとイヤホンの間に壁・金属・自分の体があると途切れやすくなります。
ポケットやかばんに入れたスマホで聞いている場合は、機器を机の上に出すだけで変わることがあります。
Bluetooth は、Wi-Fi ルーターや電子レンジと同じ 2.4GHz の電波を使っています。
ルーターのすぐ近くや、電子レンジの使用中に途切れるなら、混雑が原因です。場所を少し離すだけで改善します。
パソコンの Bluetooth 設定で「登録を削除(ペアリング解除)」してから、もう一度登録します。
接続情報が古くなって起きる途切れは、これで消えます。
スマホとパソコンに同時につながるイヤホンは、切り替えの瞬間に音が途切れることがあります。
使っていない側の機器の Bluetooth を切って、1 台だけと接続した状態で試してください。
正直にお伝えすると、古いパソコンの Bluetooth 部品は性能が低く、何をしても途切れが残ることがあります。
その場合は、USB に挿す Bluetooth アダプタ(数千円)を足すか、有線イヤホンに替えるのが確実です。
🎵 D. 特定の曲・アプリだけ割れる時
検査のテスト音が割れないなら、機器は正常です。割れて聞こえる音源やアプリの側を確認します。
古い録音や、録音時の音が大きすぎた音源は、元から割れています。これはどの機器で聞いても割れます。
その 1 本だけ割れるなら音源の仕様で、あなたの機器の故障ではありません。
音楽アプリや通話アプリには、アプリ専用の音量やイコライザーがあります。アプリ側の音量が最大だと、そこで割れることがあります。
アプリ内の音量を少し下げて、加工機能をオフにしてください。
特定のサイトの音だけ割れる場合は、別のブラウザ(Chrome ⇄ Edge など)で同じページを開いてみます。
別のブラウザで直るなら、元のブラウザの再起動や更新で解決することが多いです。
よくある質問
新品のスピーカーなのに音が割れます
パソコン側の音量を最大にして、スピーカー側で絞っていないか確認してください(A の 1)。この組み合わせは新品でも割れます。パソコン側を下げても大きな音で割れるなら初期不良ですので、修理ではなく購入店に交換を申し出てください。
特定の低い音だけビリビリ言います
スピーカーを置いている机や棚が一緒に震えている「共振」か、小さなスピーカーが低音の限界を超えているかのどちらかが多いです。本体を手で軽く押さえて音が変わるなら共振です。置き場所を変えるか、低音強調をオフ(A の 2)にすると軽くなります。
Bluetooth イヤホンが、会議中だけ音が悪くなります
故障ではなく仕様です。マイクを使う通話中は、音楽用とは別の通話モードに切り替わり、音質が下がる機器が多いです。会議の音質を上げたい場合は、マイクだけパソコン内蔵に切り替えるか、有線イヤホンを使う方法があります。
「サー」というノイズが常に鳴っています
音を大きくする部品(アンプ)が出すホワイトノイズで、故障とは限りません。多くの機器で、無音時に耳を近づけると聞こえます。機器側の音量を下げてパソコン側を上げると小さくなることがあります。急に大きくなった場合だけ故障を疑ってください。