公開 2026-09-20 / 最終更新 2026-09-20 / 検査の方法と基準

モニターがちらつく・波打つ時の直し方

画面がチカチカする。波のような模様が流れる。明るさが勝手に変わる。
原因は接続・設定・環境・寿命の4つに分けられます。
慌てて買い替える前に、お金のかからない確認から順に切り分けましょう。

まず検査(1分) 🔒 何も送信されません

まず「画面全体か、特定のアプリだけか」を分けると、原因はほぼ絞れます。
モニターテスト(無料)単色(灰色・白)を全画面表示してください。
続けて「リフレッシュレートを実測」を押し、設定値と合っているか確かめます。

  • 単色の全画面でもちらつく → 接続か設定(AB へ
  • 特定のアプリ・ブラウザだけ → アプリ側の設定(C へ
  • 実測の Hz が設定と違う(144Hz のはずが 60Hz 等) → B の 1

🖥️ モニターテストを開く

症状別の早見表

症状考えられる原因読む場所
画面全体がチカチカするケーブルの緩み・傷みA
波のような模様が流れるケーブルの傷み・電源のノイズAD
明るさが勝手に変わる明るさの自動調整・省電力の機能B の 3
横線や色の帯が走るケーブル、または内部の劣化AE
ゲームや動画の時だけ点滅する垂直同期・可変リフレッシュレートの相性C
何も映らない/点や形が残るちらつきとは別の症状です信号なしドット抜け焼き付き

🔌 A. まず無料で試すこと(接続)

ちらつきの原因で一番多いのは映像ケーブル周りです。信号が途切れがちになると、画面はちらつきや波打ちとして見えます。

1.ケーブルを両端とも挿し直す
モニター側とパソコン側の両方を抜いて、奥まで挿し直します。緩みは定番の原因です。
2.別のケーブルに替える
中の細い線が少しずつ傷むので、見た目が普段どおりでも切れかけていることがあります。
3.別の端子で試す(HDMI ↔ DisplayPort)
端子を変えて直れば、元の端子側の不調と分かります。
4.延長・変換アダプタを外す
間にはさむ部品が増えるほど信号は弱くなります。一度外して直接つなぎます。
5.映像ケーブルを電源コードから離す
電源コードと束ねてあると、電気の乱れ(ノイズ)を拾って波打つことがあります。結束をほどくだけで直る例もあります。

直ったなら原因はケーブルです。買うなら今と同じ端子のものを1本で十分です。

⚙️ B. 設定を見直す(Windows・Mac)

接続を直しても変わらないなら、次はパソコン側の設定です。故障ではないので費用はかかりません。

1.リフレッシュレートの設定を確認する
1秒間に何回書き換わるかの回数(Hz)です。60Hz・75Hz・144Hz などがあり、合っていないとちらつきます。
Windows は「設定 → システム → ディスプレイ → ディスプレイの詳細設定」、Mac は「システム設定 → ディスプレイ」です。バージョンにより表記が異なります。
一度 60Hz に下げて消えるか試します。実測値が設定より低い時は、ケーブルか設定が原因です(A の 2〜3)。
2.解像度を「推奨」に戻す
同じ設定画面で「推奨」の解像度を選び直します。
3.明るさの自動調整を切る
明るさが勝手に変わる場合は、故障ではなく便利機能のことがほとんどです。周りの明るさを測るセンサーや省電力の機能が働いています。
Windows は「設定 → システム → ディスプレイ」の「明るさを自動的に調整する」と「コンテンツの適応型明るさ制御」、Mac は「明るさを自動調節」を切ります。モニター本体の「エコモード」も切ります。
4.グラフィックドライバを新しくする
映像を作る部品を動かすソフトが古いとちらつくことがあります。メーカー公式サイトから入れ直し、再起動します。
5.2台つないでいる時は、1台ずつ切り分ける
ケーブルと挿し口をそっくり入れ替えます。症状がモニターに付いてくればモニター側、挿し口に残ればケーブルか端子側です。2台で Hz の設定が違うこともあります。

🖥️ C. 特定のアプリ・場面だけちらつく時

単色の全画面では出ないのに、あるアプリだけちらつくならモニターは壊れていません。描画の設定が合っていないだけです。

1.ブラウザのハードウェアアクセラレーションを切る
ブラウザの設定の「システム」の中にあります。切って開き直し、見比べます。
2.ゲームの垂直同期(VSync)を切り替える
ゲーム内の設定でオンとオフを比べます。書き換えのタイミングのずれが、ちらつきに見えるためです。
3.可変リフレッシュレートを切る
FreeSync・G-Sync という名前の機能です。相性でちらつくことがあるので、モニター本体かドライバの設定から切って比べます。
4.動画の時だけなら、再生するアプリを変えて比べる
片方だけならアプリの問題、どちらでも出るなら B の 1 に戻ります。

変える時は1つずつ。まとめて変えると、何が効いたのか分からなくなります。

D. 環境・電源を疑う

接続も設定も問題ないのに時々だけちらつく。その時は部屋の電気を疑います。

1.同じコンセントの家電を確かめる
電子レンジや掃除機を使った時だけちらつくなら、家電の影響です。「いつちらつくか」をメモします。
2.電源タップを変える
たこ足の途中で電気が不安定になることがあります。壁のコンセントに直接挿して比べます。
3.電源アダプタの劣化を見る
箱型のアダプタを使う機種では、その劣化でちらつくことがあります。熱を強く持つ・膨らんでいる場合は使うのをやめ、交換部品を問い合わせてください。
4.スマホで撮ると見える細かいちらつきは、仕様のことがある
多くの画面は、明るさを下げる時に光を細かく点けたり消したりしています(PWM調光)。その間隔とカメラの撮影の間隔がずれると、縞になって写ります。
これは故障ではないことが多いです。判断の基準は肉眼にしてください。

🔍 E. 寿命・故障のサイン

ここまで試しても直らないなら、内部の劣化が疑われます。

サイン考えられる場所
電源を入れた直後だけちらつくバックライトや内部の部品の劣化
時間が経つほど悪化する同上(少しずつ進みます)
横線や色の帯が走る。一部だけ暗い内部の基板や配線の傷み

別のパソコンやゲーム機をつないでも同じなら、原因はモニター側です。

1.保証を確認する
買ってから1〜3年以内なら無料で直せることが多いです。ちらつきは焼き付きと違い、使い方による劣化とは見なされにくい症状です。
2.有料修理の見積もりを取る
保証が切れていても見積もりは取れます。ただし修理代は本体の値段に近くなることが多いです。
3.買い替えを判断する
見積もりが本体価格の半分を超えるなら、買い替えが現実的です。届いたその日にモニターテストドット抜けも確認してください。

はっきり見えるちらつきが続く画面を、我慢して使い続けないでください。目が疲れる・頭が痛い時は使用を控え、体調が戻らない場合は医療機関に相談してください。

よくある質問

電源を入れた直後だけちらつきます

しばらく使うと落ち着くなら、内部の部品が温まるまでの症状で、劣化のサインであることが多いです。

まずケーブルを替えて切り分け(A の 2)、変わらなければ保証の確認(E)へ進んでください。

ケーブルを替えただけで直りました。なぜですか?

ケーブルは中の細い線が、曲げや抜き差しで少しずつ傷みます。信号が途切れがちになると、ちらつきや波打ちとして現れます。

モニターもパソコンも壊れていません。そのまま使って大丈夫です。

スマホのカメラ越しに見るとちらついて見えます

カメラの撮影の間隔と、画面の明るさの調整の間隔がずれると、縞や揺れになって写ります。PWM調光と呼ばれる仕組みで、故障ではないことが多いです。

判断の基準は肉眼にしてください(D の 4)。

デュアルモニターで片方だけちらつきます

ケーブルと挿し口をそっくり入れ替えてください。症状がモニターに付いてくればモニター側、挿し口に残ればケーブル側です。

2台で Hz の設定が違うこともあります(B の 5)。

目が疲れて頭が痛いのは、ちらつきのせいですか?

原因の一つになることはあります。ただし明るさが強すぎる、休憩が少ないなど、別の理由も重なります。

はっきり見えるちらつきが続く画面は、使い続けないでください。体調が戻らない時は医療機関に相談してください。

問い合わせの前に: いつ・どの画面で・どんなちらつき方をするかをメモしてください。「単色の全画面でもちらついた」「ケーブルを2本試しても変わらない」と伝えると、やり取りが一度で進みます。モニターテストは何度でも無料です。