公開 2026-09-21 / 最終更新 2026-09-21 / 検査の方法と基準

モニターの色がおかしい・黄色い時の直し方

白いはずの背景が黄色い。青が紫に見える。
色のずれは、「設定」と「信号」のどちらの原因でも起こります。
まず設定を確認し、直らなければ信号の道を調べます。

まず切り分け(10秒) 🔒 入力は送信されません

色のずれ方で、たどる章が決まります。

  • 画面全体が黄色・暖かい色 → 夜間モードの疑い(A へ
  • 青だけが消えた・紫っぽい → 信号の問題(B へ
  • 色の感じが薄い・濃い → モニター本体の設定(C へ

白・黒・赤・青・緑を全画面で見られるのは、モニターテスト(無料)です。色のずれは単色表示で一番はっきり分かります。

原因の早見表

症状一番多い原因読む場所
全体が黄色い・暖かい夜間モード(ナイトライト)A
青だけ消える・紫っぽいケーブル・端子の信号不良B
色が薄い・濃すぎるモニター本体の色設定C
機器で見え方が違う機器ごとの色の特性・プロファイルD
斜めの筋やムラと一緒に出るパネル側の症状の疑い検査で確認

🌙 A. 夜間モードを確認する

「急に全体が黄色くなった」の一番多い原因です。目の疲れを減らすための機能が、勝手に入っています。

1.Windows のナイトライトを確認する
「設定 → システム → ディスプレイ → 夜間モード」を開き、スイッチが入っていればオフにします。「日没から夜明けまで」という時間設定が入っていると、夕方以降に勝手に変わります。
2.Mac の Night Shift を確認する
「システム設定 → ディスプレイ」で Night Shift の項目を確認します。予定設定が入っていれば時間帯で自動的に変わります。
3.モニター本体の「ロービルー」を確認する
モニターのメニューにも、青を弱める機能(ロービルー・ブルーライト軽減)があります。ここも「標準」に戻してください。モニター側の機能は、パソコン側の設定と別に動きます。

🔌 B. 青(など1色)だけがおかしい時

「白が黄色に見える」「肌の色が紫っぽい」は、青の信号が途中で消えている症状の典型的な見え方です。

1.ケーブルを両端とも挿し直す
映像は、赤・緑・青の情報に分かれてケーブルを渡ります。端子のわずかな緩みで、1色だけが渡らなくなることがあります。まず無料の一手です。
2.別の端子・別のケーブルで試す
HDMI の別の端子や DisplayPort に替えます。別のケーブルで色が直れば、元のケーブルの傷みと分かります。
3.別の機器で比較する
ノートパソコンやゲーム機を同じモニターに繋ぎます。そこでも色がおかしければモニター側、直ればパソコン側の問題とほぼ判断できます。

🎨 C. モニター本体の色設定を確認する

モニターには、独自の色調整の仕組みがあります。設定がずれていると、全体の感じが変わります。

1.色モードと色温度を確認する
モニターのボタンでメニューを開き、「色温度」が 6500K など標準の値になっているか確認します。「標準」「sRGB」などの色モードを選び直すのも有効です。
2.まずリセットする
色を手で追い込むより、メニューの「リセット」「初期設定に戻す」を実行する方が早く整います。画像モード・色温度・明るさが一緒に戻ります。
3.検査画面で見比べる
モニターテスト(無料)で白と灰色を全画面に表示し、色の偏りを確認します。単色なら、わずかな偏りも見つけやすくなります。

⚙️ D. パソコン側のカラープロファイルを確認する

パソコンは「このモニターでは、こう色を出す」という辞書(カラープロファイル)を覚えています。これが壊れると、全体の見え方が変わります。

1.プロファイルを確認する
Windows は「カラーマネージメント」の画面で、既定のプロファイルを選びます。Mac は「システム設定 → ディスプレイ → カラープロファイル」で、モニター名が付いたものを選びます。
2.校正ソフトの残りを確認する
以前、画面の色を調整するソフトや機器を使っていた場合は、その設定が残っていることがあります。プロファイルを既定に戻すと整います。

📝 E. 検査とメモの取り方

色の問題は、主観の言葉だけでは伝わりにくいです。検査結果で伝えます。

1.単色表示で確認する
白・黒・赤・緑・青の全画面を表示し、「どの色で、どこが、どんな見え方か」を確認します。
2.メモの内容
モニターの型番・使っている端子とケーブル・おかしい色の名前・他の機器での比較結果(B の 3)。この4点があれば、サポートとのやり取りが一度で進みます。

仕上げのチェックリスト

色が整ったら、一度だけ確認しておきます。仕事で色を見る人ほど、この仕上げが効きます。

確認基準
夜間モードが制御できている自動の時間設定が、自分の意図した通りになっている
モニターの色設定が標準色温度が標準の値で、リセットが済んでいる
ケーブルの状態が確認済み単色表示で、色の偏りが見えない
プロファイルが既定パソコン側のカラープロファイルが、既定のものになっている
基準のモニターが決まっている複数台の時、どちらを基準に見るかが決まっている

色は、主観の言葉では記録に残りません。この表の内容と、単色表示での確認結果をメモしておけば、後から環境が変わった時にも比較できます。

もう一つ、覚えておくと便利な確認があります。朝の光が差し込む時間帯と、夜に電気を点けた時間帯で、同じ画面の見え方を比べてみてください。部屋の光の量で、色の感じは変わります。これはモニターの不具合ではなく、人間の目の仕組みです。「夕方だけ黄色く感じる」という相談の多くは、夜間モードと、この目の性質が重なったものです。区別ができると、設定を触る場所の見当が早くつきます。

よくある質問

画面全体が黄色っぽくなりました

夜間モード(ナイトライト・Night Shift)が入っていることが多いです。Windows の「夜間モード」、Mac の「Night Shift」、そしてモニター本体の「ロービルー」の3箇所を確認してください(A)。

青だけが消えて、紫や赤っぽく見えます

青の信号がケーブルを渡れていない症状です。挿し直し → 別の端子 → 別のケーブルの順に試し、別の機器でも比較してください(B)。

写真の色が、スマホで見た時と違います

機器ごとに色の出し方の特性が違うため、完全には一致しません。モニター本体をリセットし、色温度を標準に戻すのが最初の対処です(C)。

2台のモニターで色の感じが違います

機種が違えば見え方は変わります。片方を基準に、もう片方の色温度と明るさを近づけるのが現実的な調整です(C)。

色設定を変えたら、もっとおかしくなりました

モニター本体のメニューの「リセット」を実行し、パソコン側のカラープロファイルは既定に戻してください(CD)。

直らなかった時のために: モニターテストの単色表示での確認結果(どの色がどう見えるか)をメモし、E の4点をそろえてからメーカーサポートに連絡すると、やり取りが一度で進みます。