外付けSSD・USBメモリの転送が遅い時の直し方
外付けSSDやUSBメモリへのコピーが、いつもより遅い。
原因は、接続口・ファイルの形式・本体の状態のどこかにあります。
お金のかからない確認から順に説明します。
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転送速度は、パソコン側とメモリ側のどちらが原因かを分けて考えると、対処が決まりやすくなります。パソコン全体が重い場合は、まず本体側の確認からです。
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原因の早見表
| 症状 | もっとも多い原因 | 読む場所 |
|---|---|---|
| つないだ直後から遅い | USBの差し込み口が古い規格・ハブをはさむ影響 | A |
| 途中まで速くて急に遅くなる | 本体の仕組み・温度による速度の調整 | B |
| 「低速なUSB」の通知が出る | 接続口とメモリの規格の差 | A |
| 何年も使っていて徐々に遅い | 本体の劣化・健康状態の低下 | D |
🔌 A. 接続口と規格を確認する
転送速度は、つなぐ場所の規格とメモリの規格のうち、遅い方に合わせられます。まずここを確認します。
1.ハブを抜いて直接つなぐ
USBハブやドックをはさむと、速度が落ちることがあります。メモリをパソコン本体の差し込み口に直接つないで、速度が変わるか確認してください。直結で速くなるなら、ハブが原因です。
USBハブやドックをはさむと、速度が落ちることがあります。メモリをパソコン本体の差し込み口に直接つないで、速度が変わるか確認してください。直結で速くなるなら、ハブが原因です。
2.別の差し込み口に替える
パソコンの側面と背面で規格が違う機種があります。別の口に替えると速くなるなら、口の規格が原因です。青い差し込み口や背面の口は、新しい規格であることが多いです。
パソコンの側面と背面で規格が違う機種があります。別の口に替えると速くなるなら、口の規格が原因です。青い差し込み口や背面の口は、新しい規格であることが多いです。
3.規格の目安を知る
新しい規格(USB 3.0)対応のメモリを、古い規格(USB 2.0)の口につなぐと、理論値で10分の1程度になります。目安として、古いノートパソコンの側面の口は古い規格のことがあります。
新しい規格(USB 3.0)対応のメモリを、古い規格(USB 2.0)の口につなぐと、理論値で10分の1程度になります。目安として、古いノートパソコンの側面の口は古い規格のことがあります。
接続そのものに不具合が出る時は、USBメモリが認識しない時の直し方も参考になります。
🌡️ B. 本体の仕組みを理解する
「途中まで速くて急に遅くなる」のは、故障ではなく仕組みによることがあります。
1.書き込みの仕組みを知る
多くのメモリは、まず本体内部の高速な領域に書き込み、その後ゆっくり本体に転送します。大量のデータでは、最初は速く、その後速度が落ちます。これは正常な動きです。
多くのメモリは、まず本体内部の高速な領域に書き込み、その後ゆっくり本体に転送します。大量のデータでは、最初は速く、その後速度が落ちます。これは正常な動きです。
2.温度上昇を確認する
SSDは温度が上がると、部品を守るために速度を落とすことがあります。手で触れて熱いと感じるなら、熱を持つ時の対処を確認し、風通しの良い場所で使ってください。
SSDは温度が上がると、部品を守るために速度を落とすことがあります。手で触れて熱いと感じるなら、熱を持つ時の対処を確認し、風通しの良い場所で使ってください。
3.同時作業を減らす
コピー中に動画再生や会議ソフトを動かすと、速度が落ちます。コピーの間だけ他の作業を止めて、速度が変わるか確認してください。
コピー中に動画再生や会議ソフトを動かすと、速度が落ちます。コピーの間だけ他の作業を止めて、速度が変わるか確認してください。
⚙️ C. 形式と設定を見直す
1.小さなファイルが多いと遅くなる
写真数千枚のような小さなファイルの連続は、大きなファイル1つより時間がかかります。フォルダごと圧縮してからコピーすると、全体の時間が短くなることがあります。
写真数千枚のような小さなファイルの連続は、大きなファイル1つより時間がかかります。フォルダごと圧縮してからコピーすると、全体の時間が短くなることがあります。
2.セキュリティソフトの確認
コピーのたびに検査が入る設定になっていると、速度が落ちます。設定の画面で、外付けメモリに対する検査の扱いを確認してください。
コピーのたびに検査が入る設定になっていると、速度が落ちます。設定の画面で、外付けメモリに対する検査の扱いを確認してください。
3.形式の確認
MacとWindowsの両方で使うメモリの形式によっては、速度が出ないことがあります。形式の見直しはフォーマットを求められる時の対処の手順を参考にしてください。
MacとWindowsの両方で使うメモリの形式によっては、速度が出ないことがあります。形式の見直しはフォーマットを求められる時の対処の手順を参考にしてください。
🩺 D. 本体の健康状態を確認する
1.使ってきた年数を確認する
書き換え回数に上限があるため、寿命が近づくと速度が落ちることがあります。使ってきた年数と、速度の低下の進み方を確認してください。
書き換え回数に上限があるため、寿命が近づくと速度が落ちることがあります。使ってきた年数と、速度の低下の進み方を確認してください。
2.認識やエラーの有無を確認する
速度低下と同時に、認識が不安定になったり、書き込みエラーが出たりするなら、寿命の可能性が上がります。詳しい見分け方は寿命と交換の目安にまとめています。
速度低下と同時に、認識が不安定になったり、書き込みエラーが出たりするなら、寿命の可能性が上がります。詳しい見分け方は寿命と交換の目安にまとめています。
3.データを先に退避する
寿命が疑われるメモリに、重要なデータを残したまま使わないでください。別のメモリへコピーしてから、速度の確認や交換を進めてください。
寿命が疑われるメモリに、重要なデータを残したまま使わないでください。別のメモリへコピーしてから、速度の確認や交換を進めてください。
💰 E. それでも遅い時の判断
1.速度の基準を知る
古い規格の理論値は毎秒約60MB、新しい規格は約625MBです。実測は理論値より低くなります。測った速度が規格の1割以下なら、どこかが原因です。
古い規格の理論値は毎秒約60MB、新しい規格は約625MBです。実測は理論値より低くなります。測った速度が規格の1割以下なら、どこかが原因です。
2.別の機器で確かめる
同じメモリを別のパソコンにつないで速度を比べます。どちらでも遅いならメモリ側、片方だけならパソコン側の原因です。
同じメモリを別のパソコンにつないで速度を比べます。どちらでも遅いならメモリ側、片方だけならパソコン側の原因です。
3.買い替えの目安
数年使ったUSBメモリやHDDの速度低下は、交換の時期の目安です。新しいメモリは、接続口の規格と用途(大容量か、持ち運びか)を決めてから選ぶと、また遅くなるという事態を防げます。
数年使ったUSBメモリやHDDの速度低下は、交換の時期の目安です。新しいメモリは、接続口の規格と用途(大容量か、持ち運びか)を決めてから選ぶと、また遅くなるという事態を防げます。
よくある質問
外付けSSDへのコピーが途中で急に遅くなります
SSDの内部の高速な領域に書き込んだ後、本体へゆっくり転送する仕組みによることがあります。大量のデータで起きるため、故障ではありません。
「低速なUSBハブ」の通知が出ます
パソコンの接続口とメモリの規格の差による表示です。別の接続口に替えると解消することがあります(Aの手順)。
コピーが遅くて仕事に支障が出ます
まずハブを抜いて直接つなぎ、別の接続口も試してください。それでも遅い時は、小さなファイルの連続でないかも確認します。
何年も使っているUSBメモリが遅くなりました
書き換え回数の上限に近づくと速度が落ちることがあります。重要なデータを別のメモリへ退避してから、交換を検討してください。
パソコン全体が重いのか、メモリが遅いのか分かりません
同じメモリを別のパソコンで試して比べる方法があります。どちらの側か分かれば、対処が決まります。
直らなかった時のために: パソコン側とメモリ側のどちらの原因かを、別の機器での確認結果とともにメモしておくと、サポートへの説明が一度で伝わり、やり取りが早く進みます。
この記事の前提: 転送速度の目安は接続の規格と媒体の種類で決まり、環境によって変わります。古い機器を新しい規格の端子に挿しても、遅い側に合わせて動作する点には注意してください。原因が外付けメモリ側でなくパソコン全体にある場合は、パソコンが遅い時の直し方で全体の状態を確認してください。機器が認識から外れる症状が重なる場合は、電力不足で機器が切れる時の直し方も確認してください。
日常の運用のすすめ: 大きなデータの移動は、使っていない時間帯にまとめて行うと作業がはかどります。頻繁に書き換えるデータと、保存するだけのデータを分けると、媒体の選び方も決まりやすくなります。書き換えが多い用途には速度重視の媒体、保存が中心なら容量と信頼性重視の媒体が向いています。