パソコンが遅い時の直し方
開くのに待たされる。動画が止まる。文字を打っても表示が遅れる。
原因は、 使い方の蓄積・保存場所の空き・部品の力のどこかにあります。
お金のかからない確認から順に説明します。
直す前に、遅さの種類を見分けると、対処がすぐに決まります。
パソコン診断(無料)で、遅さが出る場面を選んでください。
原因の早見表
| 症状 | もっとも多い原因 | 読む場所 |
|---|---|---|
| 電源を入れた直後から遅い | 起動時に自動で開くアプリが多い | A |
| 使っているうちに遅くなる | 再起動を長くしていない・開いたままの窓が多い | A |
| 保存や保存先の表示で警告が出る | 保存場所の空きが少ない | B |
| ネットを見るときだけ遅い | 通信周り・Wi-Fiの問題 | C |
| 本体が熱い・ファンの音が大きい | 熱がこもっている | D |
| 何をしても変わらない | 部品の力不足・古さ | E・F |
🔄 A. 再起動と起動アプリを整理する
遅さの対処は、まずここからです。多くの場合、この2つだけで軽くなります。
シャットダウンではなく、再起動を選びます。使わなくなった作業の記録が消え、部品の力が解放されます。週に1回の再起動が目安です。スリープだけで数週間使いつづけているなら、効果が出やすい状態です。
Windowsでは「設定 → アプリ → スタートアップ」、Macでは「システム設定 → 一般 → ログイン項目」で確認できます。不要なものを「オフ」にします。セキュリティソフトなど安全を守るためのものは止めないでください。名前で判断できないものは触らないのが安全です。
ブラウザのタブを何十枚も開いたままにすると、その分だけ部品の力を使います。今日使わないタブは閉じてください。作業の記録は、履歴やブックマークから戻せます。
ここまでで改善しない場合、保存場所の空きが原因のことがあります。Bへ進んでください。
💾 B. 保存場所の空きを増やす
保存場所がいっぱいに近いと、パソコンは一時的な作業をする場所が足りなくなり、動きが鈍くなります。
Windowsでは「設定 → ストレージ」、Macでは「システム設定 → 一般 → ストレージ」で確認できます。全体に対して1割以上の空きがあると安心です。
ダウンロードフォルダの古いファイル、使っていない動画や大きな画像は、外付けの保存先やクラウドへ移すと空きが増えます。消す前に、必要なものかを確認してください。
消したファイルは、ごみ箱を空にするまで容量を取ったままです。ごみ箱を空にして、空きの数字が変わるか確認してください。
空きを増やしても改善しない場合、熱の問題のことがあります。Dへ進んでください。
🌐 C. ネットだけ遅い時の見分け方
パソコン本体が遅いのか、通信が遅いのかを分けます。
メモ帳や設定の画面など、通信を使わない操作で遅いなら、本体の問題です。ネットを見るときだけ遅いなら、通信側の疑いが強まります。
🌬️ D. 熱と掃除を確認する
本体が熱いと、パソコンは自分を守るために動きを落とします。
本体の天板や排気の近くが熱く、ファンの音がいつもより大きい場合は、熱がこもっている疑いがあります。ノートパソコンなら、布団や膝の上ではなく、硬い机の上で使います。
電源を切り、排気の穴の周りを乾いた布で拭きます。中のホコリは、圧縮空気の缶があれば吹き飛ばせます。無理に分解する必要はありません。
窓際の日差しや暖房の風が直接当たる場所は、熱がこもりやすいです。置く場所を変えるだけで改善することがあります。
🛠️ E. それでも遅い時:メモリ増設と保証
A〜Dを試しても遅い場合は、部品の力が足りていない可能性が上がります。
同時に開くものが多い人ほど、メモリ(作業台の広さ)の力が足りなくなりやすいです。機種によっては自分で増設できますが、取扱説明書やメーカーのサイトで対応を確認してください。自信がなければ、お店に頼むのが安全です。
購入から間もない場合は、メーカーのサポートに相談できます。初期不良や不具合の疑いがあるなら、保証書と購入履歴を確認してください。
💰 F. 買い替えの目安
使ってから5年以上たっている、保存場所の空きを増やしても改善しない、最新のソフトの動作条件を満たしていない——このどれかに当てはまるなら、買い替えも現実的な選択です。
新しく買うときは、保存場所の種類(SSDと呼ばれる速い部品か)とメモリの量を確認すると、また遅くなるという事態を防げます。
よくある質問
パソコンを買い替えれば速くなりますか
使ってから5年以上たっている場合や、空き容量を増やしても改善しない場合は、買い替えも選択肢になります(Fの手順)。まずはこの記事の対処を試してから判断してください。
再起動だけで速くなることはありますか
あります(Aの手順)。電源を切らずに使いつづけると、使わなくなった作業の記録がパソコンの中に残り、動きが鈍くなることがあります。週に1回の再起動が目安です。
起動時に自動で開くアプリは減らしていいですか
減らして問題ありません(Aの手順)。ただし、セキュリティソフトなど安全を守るためのものは止めないでください。名前で判断できないものは触らないのが安全です。
空き容量はどれくらい必要ですか
保存場所の全体に対して、1割以上の空きがあると安心です(Bの手順)。空きが少なくなると、一時的な作業をする場所が足りなくなり、動きが鈍くなります。
動きが遅いのか、インターネットが遅いのか区別できますか
区別できます(Cの手順)。通信を使わない作業でも遅いなら本体の問題、ネットを見るときだけ遅いなら通信側の問題の疑いです。
掃除も遅さに効きますか
効くことがあります(Dの手順)。排気の穴がホコリでふさがれると熱がこもり、パソコンは自分を守るために動きを落とします。熱を感じるなら掃除と通気の確保を試してください。