メモリ不足を解消する方法
アプリを開くと固まる。複数の作業をすると重い。会議中に他の操作ができない。
原因は、開いている作業の多さです。
買い替えや増設の前にできることから順に説明します。
まず検査(30秒) 🔒 入力は送信されません
直す前に、重さの出る場面を確認すると、対処がすぐに決まります。
パソコン診断(無料)で、症状の出る場面を選んでください。
原因の早見表
| 症状 | もっとも多い原因 | 読む場所 |
|---|---|---|
| アプリを切り替えるたびに固まる | 同時開いている作業がメモリを超過 | B |
| 会議中に他の操作ができない | 会議アプリが大量のメモリを占有 | B |
| 数日使うとどんどん重くなる | 解放されない残りの蓄積 | D |
| どのアプリでも常に遅い | 熱・ほこり・ストレージの別の原因 | A |
| 重い+容量警告が出る | ストレージ不足が併存 | 容量不足の記事 |
🧩 A. メモリ不足と容量不足の区別
「メモリ」と「ストレージの容量」は混同されやすいですが、対処が全く違います。まず区別します。
1.役割の違い
メモリは、今作業している内容を一時的に置く場所(作業机)です。ストレージは、ファイルを保管しておく場所(保管棚)です。机が狭いと同時に作業できず、棚がいっぱいだと保管できません。
メモリは、今作業している内容を一時的に置く場所(作業机)です。ストレージは、ファイルを保管しておく場所(保管棚)です。机が狭いと同時に作業できず、棚がいっぱいだと保管できません。
2.症状の違い
メモリ不足は「開くと固まる」「切り替えると待たされる」など、作業中の反応の悪さに出ます。ストレージ不足は「保存できない」「容量の警告」など、保管周囲に出ます。容量の警告が出ているなら、空き容量がない時の直し方を先に参照してください。
メモリ不足は「開くと固まる」「切り替えると待たされる」など、作業中の反応の悪さに出ます。ストレージ不足は「保存できない」「容量の警告」など、保管周囲に出ます。容量の警告が出ているなら、空き容量がない時の直し方を先に参照してください。
3.常に遅い場合
どのアプリでも常に遅い場合、メモリ以外の原因(熱・ほこり・起動時の常駐)が疑われます。パソコンが遅い時の直し方で全体を確認してください。
どのアプリでも常に遅い場合、メモリ以外の原因(熱・ほこり・起動時の常駐)が疑われます。パソコンが遅い時の直し方で全体を確認してください。
🗂️ B. 同時作業を減らす(最も効果が大きい)
1.使っていないアプリを閉じる
開きっぱなしのアプリが最大の消費源です。裏で動いていても画面に見えないものが多いため、タスクバーやDockから、今使っていないものを閉じてください。
開きっぱなしのアプリが最大の消費源です。裏で動いていても画面に見えないものが多いため、タスクバーやDockから、今使っていないものを閉じてください。
2.タブの数を減らす
ブラウザのタブは1つずつが数十〜数百MB消すことがあります。数十タブあると明確な足かせです。作業ごとにタブを分け、終わったタブを閉じる習慣をつけてください。
ブラウザのタブは1つずつが数十〜数百MB消すことがあります。数十タブあると明確な足かせです。作業ごとにタブを分け、終わったタブを閉じる習慣をつけてください。
3.重い作業を重ねない
web会議・動画再生・写真や動画の変換は、どれもメモリを大きく消します。この種の作業を同時に重ねないだけで、体感が大きく変わります。会議中は他の重いアプリを閉じておくのが現実的な対策です。
web会議・動画再生・写真や動画の変換は、どれもメモリを大きく消します。この種の作業を同時に重ねないだけで、体感が大きく変わります。会議中は他の重いアプリを閉じておくのが現実的な対策です。
📏 C. 現在の使用量と総量を確認する
1.使用量を見る
Windowsはタスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)の「パフォーマンス」タブ、Macはアクティビティモニタの「メモリ」タブで、今の使用量と総量が確認できます。
Windowsはタスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)の「パフォーマンス」タブ、Macはアクティビティモニタの「メモリ」タブで、今の使用量と総量が確認できます。
2.余裕の判断基準
使用量が総量の9割を超えている時は、メモリが足りていません。7割以下なら、メモリ以外の原因が濃厚です。
使用量が総量の9割を超えている時は、メモリが足りていません。7割以下なら、メモリ以外の原因が濃厚です。
3.消費源を特定する
同じ画面の「プロセス」で、メモリを多く使っているプログラムが分かります。不必要に大きいものがあれば、閉じるか再起動して様子を見てください。
同じ画面の「プロセス」で、メモリを多く使っているプログラムが分かります。不必要に大きいものがあれば、閉じるか再起動して様子を見てください。
🔄 D. 再起動と解放されない残りの対処
1.週に一度の再起動
再起動すると、メモリの使い残しがすべて解放されます。数日連続で使っていると、解放されない残りが積み重なって重くなるため、週1回の再起動を習慣にするのが効果的な予防です。
再起動すると、メモリの使い残しがすべて解放されます。数日連続で使っていると、解放されない残りが積み重なって重くなるため、週1回の再起動を習慣にするのが効果的な予防です。
2.重いアプリの再起動
会議アプリやブラウザは、長時間動かしていると使い残しが溜まります。作業の区切りで一度閉じて開き直すと、重さが戻ることがあります。
会議アプリやブラウザは、長時間動かしていると使い残しが溜まります。作業の区切りで一度閉じて開き直すと、重さが戻ることがあります。
3.起動時に立ち上がるアプリを減らす
起動と同時に動くアプリが多いと、初めからメモリの余裕が少ない状態になります。不要なものを起動登録から外してください(起動が遅い時の直し方と同じ対策です)。
起動と同時に動くアプリが多いと、初めからメモリの余裕が少ない状態になります。不要なものを起動登録から外してください(起動が遅い時の直し方と同じ対策です)。
🔧 E. 増設と買い替えの判断基準
1.ソフト側の対処で改善するか先に確認する
BとDの対処で体感が改善するなら、現状のメモリで足りています。それでも使用量が9割を超えて固まるなら、メモリ量そのものが足りていません。
BとDの対処で体感が改善するなら、現状のメモリで足りています。それでも使用量が9割を超えて固まるなら、メモリ量そのものが足りていません。
2.増設できる機種か確認する
ノートパソコンの多くはメモリが基板上に直付けで、増設できません。対応しているかは機種の仕様書で確認してください。デスクトップは増設できることが多いです。作業は保証に影響する場合があるため、説明書の記載を先に確認してください。
ノートパソコンの多くはメモリが基板上に直付けで、増設できません。対応しているかは機種の仕様書で確認してください。デスクトップは増設できることが多いです。作業は保証に影響する場合があるため、説明書の記載を先に確認してください。
3.目安の量
web会議と文書作程度なら8GB、複数の重いアプリを同時に使うなら16GBが目安です。増設できない・量が足りない場合は、買い替えの判断に入ります。見極めの方法は、買い替え時期の見極め方にまとめています。
web会議と文書作程度なら8GB、複数の重いアプリを同時に使うなら16GBが目安です。増設できない・量が足りない場合は、買い替えの判断に入ります。見極めの方法は、買い替え時期の見極め方にまとめています。
🛡️ F. 予防(重さを蓄積させない使い方)
1.1日の区切りでリセットする
仕事の終わりに使わないアプリを閉じる、週末に再起動する、という習慣だけで、重さの蓄積はかなり防げます。
仕事の終わりに使わないアプリを閉じる、週末に再起動する、という習慣だけで、重さの蓄積はかなり防げます。
2.同時開く数を意識する
「会議をしながら資料を見る」のような現実的な組み合わせなら問題ありません。会議+動画編集+数十タブのような重ね方をしなければ、多くの機種で安定します。
「会議をしながら資料を見る」のような現実的な組み合わせなら問題ありません。会議+動画編集+数十タブのような重ね方をしなければ、多くの機種で安定します。
よくある質問
メモリ不足と容量不足の違いは何ですか
メモリは作業机、ストレージは保管棚です。作業中の重さはメモリ、保存できないのはストレージの問題です。対処が違うため、まず区別してください(A の説明)。
メモリを増設すれば重さが解消しますか
メモリ不足が原因なら効果があります。まずソフト側の対処で切り分けてください。ノート機種の多くは増設できません(E の手順)。
ブラウザのタブはどのくらい重いですか
1タブで数十〜数百MB消すことがあります。数十タブあると明確な足かせです。作業ごとに分けて閉じる習慣が効果的です(B の手順)。
どのくらいメモリがあれば足りますか
会議と文書作なら8GB、重いアプリを複数同時に使うなら16GBが目安です。使用量と総量を比較して判断してください(C の手順)。
再起動すると軽くなるのはなぜですか
メモリの使い残しがすべて解放されるためです。週に一度の再起動が予防になります(D の手順)。
仮想メモリを大きくすれば速くなりますか
本来のメモリよりずっと遅いため、緊急避難でしかありません。根本の解消には減負荷か増設が必要です(E の手順)。
直らなかった時のために: 使用量と総量・重くなる場面・増設の可否をメモしてからメーカーサポートに連絡すると、状況説明が一度で伝わります。パソコン診断の結果も添えてください。