公開 2026-09-21 / 最終更新 2026-09-21 / 検査の方法と基準

Bluetoothのバージョンの違いと相性の調べ方

Bluetooth機器が繋がらない、途中で切れる。バージョンの違いを疑っている。
ただし、バージョンの違いだけで繋がらないことは少なく、設定や電波の状態が原因のことも多いです。
対処の順番に沿って、安く直る方法から確認します。

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直す前に、どの段階で止まっているかを確認すると、対処がすぐに決まります。
Bluetooth診断(無料)で、繋がらない・途中で切れる・音が途切れるの中から状態を選んでください。

  • 項目に出てこない・ペアリングできない → 接続の問題(not-showing の記事へ
  • 一応繋がるが途中で切れる・音が途切れる → この記事で相性と設定を確認(C へ
  • バージョンが分からない → 確認方法(B へ

📶 Bluetooth診断を開く

症状の早見表

症状多い原因読む場所
機器が項目に出てこないペアリングの未実行・パソコン側の設定not-showing の記事
繋がるが途中で切れる電波の干渉・省電力設定・相性C
音が途切れる・遅いバージョン差・通信方式の違いBC
何をしても不安定アダプターの故障・機器の相性EF

📶 A. バージョンが関係する症状とは

Bluetoothは2000年頃に登場してから何度か更新されており、現在は Bluetooth 5.x 系が主流です。前のバージョンとの互換性が原則として保たれているため、バージョンが違うだけで繋がらないことは少ないですが、次のような症状ではバージョン差や通信方式の違いが関係することがあります。

これらはバージョンだけでなく、Wi-Fiとの電波干渉や省電力設定でも起きます。まずはBで自分の機器のバージョンを確認し、Cで症状との関係を見分けます。

🔍 B. 自分の機器のバージョンを確認する

1.Windowsで確認する
デバイスマネージャーを開き、「Bluetooth」の中にあるアダプター名を右クリックして「プロパティ」を選びます。「詳細」タブの親ノード(プロパティ)から名前を表示すると、バージョンを示す「LMP」の番号が確認できることがあります。LMPの番号とバージョンの対応は、メーカーや公開情報で調べられます。
2.Macで確認する
Appleメニューの「このMacについて」から「システムレポート」を開き、「Bluetooth」の項目を見るとバージョンの情報が表示されます。
3.機器側(イヤホン・マウスなど)を確認する
機器本体の包装や説明書、メーカーの仕様ページに「Bluetooth 5.3」のような表記があります。表記が見つからない場合は、型番で検索してください。
4.通信方式(Classic と LE)の違いも確認する
オーディオ機器は主にClassic方式、スマートタグや一部のセンサー機器は省電力のLE方式を使います。LE専用の機器は、LEに対応していない古いアダプターでは接続できません。仕様ページに「BLE」「LE」の表記がないか確認してください。

🧭 C. 相性が悪い時の症状と見分け方

「相性が悪い」とは、どちらか一方が壊れているわけではないのに、組み合わせによって動作が不安定になる状態です。見分けるには、別の組み合わせで比較するのが最も確実です。

1.別の機器とペアリングして比較する
同じパソコンに、別のBluetooth機器(スマホ用イヤホンなど)を繋いでください。別の機器なら安定するなら、パソコン側のBluetoothは正常で、機器の組み合わせが原因の可能性が高くなります。
2.別のパソコンやスマホで試す
問題の機器を、スマホや別のパソコンに繋いでください。スマホでは安定するのにパソコンで不安定なら、パソコン側の設定やアダプターが原因寄りです。
3.電波の干渉を疑う
BluetoothとWi-Fiの2.4GHz帯は同じ電波帯を使うため、ルーターの近くでは干渉することがあります。パソコンとルーターの距離を離す、機器とパソコンの間に金属や身体を挟まない、で改善するか確認してください。
4.省電力設定を確認する
Windowsの電源オプションでUSBデバイスの省電力設定、デバイスマネージャーの Bluetooth アダプターの「電力の管理」タブで省電力の許可が原因になることがあります。チェックを外して比較してください。

🛠️ D. 対処の順番(無料のものから)

費用のかからない対処から順に試します。多くの場合、この順番で改善が見つかります。

1.ペアリング情報を消して再登録する
設定から機器のペアリング情報を削除し、パソコンと機器の両方の電源を入れ直して、もう一度ペアリングします。古い接続情報が残っていると不安定になることがあります。
2.アダプターとパソコンを再起動する
パソコンの再起動だけで直ることがあります。USBのドングル型アダプターを使っている場合は、抜き差しも有効です。
3.ドライバーを更新する
アダプターのメーカーのサイトから最新のドライバーを入れます。Windows Updateで入るものより、メーカー版の方が改善するケースがあります。手順はUSBドライバの入れ直しの記事も参考になります。
4.環境を変えて比較する
Cの比較方法で、パソコン側と機器側のどちらが原因寄りかを確定させます。ここまでで原因の片方に絞れているはずです。

🔌 E. 送信機(ドングル)で切り替える

パソコン側のBluetoothが古い・不安定な場合、USBドングル型の送信機を使うとパソコンに新しいBluetooth通信を追加できます。数百円〜千円台で手に入り、故障品の買い替えより安く試せます。

1.ドングルを選ぶ
Bluetooth 5以上に対応したものを選ぶと、省電力機器(LE)にも対応しやすいです。オーディオ機器で使うなら「A2DP対応」の表記も確認してください。
2.内蔵のBluetoothを切ってから使う
ドングルを差したままパソコン内蔵のBluetoothも有効だと、通信が混ざることがあります。デバイスマネージャーで内蔵のアダプターを無効化してから、ドングルでペアリングし直してください。
3.それでも直らない時は
ドングルでも不安定なら、機器本体の故障か、その機器との根本的な相性です。Fで判断します。

💰 F. 買い替えの目安

次のような場合は、パソコンのBluetoothアダプター(ドングル)か、機器本体の買い替えを検討します。

よくある質問

Bluetoothのバージョンが古いと何が起きますか

繋がらない・途中で切れる・音が途切れる・速度が遅いといった症状が出ることがあります。ただしバージョンの違いだけで繋がらないことは少なく、Cの方法で電波干渉や省電力設定も確認してください。

パソコンのBluetoothのバージョンを確認する方法はありますか

Windowsならデバイスマネージャーのアダプターのプロパティ、Macならシステムレポートから確認できます(Bの手順)。機器側はメーカーの仕様ページで確認してください。

バージョンが違う機器同士は繋がりませんか

原則として前のバージョンとの互換性が保たれているので繋がります。繋がらない場合は、ペアリング情報の削除と再登録、環境の比較(Dの手順)で別の原因を探してください。

Bluetooth 5とLEはどう違いますか

Bluetooth 5は速度と距離が改善された規格で、LEは省電力向けの通信方式です。LE専用の機器は、LEに対応していない古いアダプターでは接続できません(B-4)。

USBのドングル(送信機)を使うと直りますか

パソコン側のBluetoothが不安定な場合の切り替えとして有効なことがあります(Eの手順)。ただし機器との相性の問題がすべて解消するとは限りません。

直らなかった時のために: Bluetooth診断の結果(症状と接続の段階)をメモしてから機器のメーカーに連絡すると、状況説明が一度で伝わり、やり取りが早く進みます。