イヤホンジャックが認識しない時の直し方
イヤホンを挿したのに、スピーカーから音が出つづける。設定の画面にイヤホンが出てこない。
原因は、挿し込み・出力先の設定・パソコンの設定のどこかにあります。
お金のかからない確認から順に説明します。
直す前に、どこで止まっているかを確認すると、対処がすぐに決まります。
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原因の早見表
| 症状 | もっとも多い原因 | 読む場所 |
|---|---|---|
| 挿しても何も変化がない | 挿し込みの浅さ・ジャックの汚れ | A |
| スピーカーから音が出つづける | 出力先の設定が切り替わっていない | B |
| 片耳だけ聞こえない | プラグの差し込み・プラグの汚れ | B |
| 設定にイヤホンが出てこない | 機器の無効・ドライバの不具合 | C |
| ほかの機器では認識する | パソコン側の問題 | D |
| 何をしても認識しない | ジャックの故障 | E |
🔌 A. 挿し込みとケーブルを確認する
まず、物理的な挿し込みの状態を確認します。ここで直ることが非常に多いです。
イヤホンのプラグを一度抜き、最後まで(カチッと感じるまで)差し込みます。浅い挿し込みでは、パソコンは機器を認識しません。カメラ用のマイクなど、形が似ているプラグは、極の数が違い、認識しないことがあります。
パソコンの電源を切り、イヤホンのプラグと、パソコンの挿し込み口を乾いた布で拭きます。ホコリが中に入ると、接触が悪くなり、認識しなくなります。中に物を差し込んで掃除するのは、傷つける恐れがあるため避けてください。
イヤホンのケーブルを、軽く動かしながら音の出方を確認します。ある角度だけ音が鳴る、片耳だけ鳴る、という場合は、ケーブルの断線の疑いです。この場合は、イヤホン側の交換になります(Dへ)。
イヤホンを挿した状態でパソコンを再起動します。起動時に機器が見つかると、出力先が自動で切り替わることがあります。
🔊 B. 出力先の設定を確認する
機器は挿さっているのに、音がスピーカーのままの場合の対処です。
Windowsは「設定 → システム → サウンド」の出力先の欄、Macは「システム設定 → サウンド → 出力」で、「イヤホン」「ヘッドホン」「ヘッドセット」といった名前の項目を選びます。機種によっては、挿しても自動で切り替わらず、手で選ぶ必要があります。
Windowsの「サウンドの詳細設定」や、古いコントロールパネルの「サウンド」画面で、イヤホンが無効になっていないか確認します。無効になっていれば、有効にしてください。
会議アプリは、アプリ内に出力先の設定を持っています。OS側で切り替えてもアプリ側が残ることがあるため、アプリのオーディオ設定でイヤホンを選び直してください。
⚙️ C. ドライバ(音を扱う小さなプログラム)を確認する
音の設定にイヤホンが現れない場合の対処です。
Windowsは「デバイスマネージャー」の「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」から、音周りの機器を選び、ドライバの更新を実行します。Macでは、OSの更新で音周りの部品が一緒に更新されます。
OSの更新の直後から認識しなくなった場合は、ドライバの入れ直し(いったん削除して再起動)で回復することがあります。削除の前に、メーカーのサイトから最新のドライバを用意しておくと安全です。
デスクトップパソコンでは、背面と前面にイヤホン端子があることがあります。前面の端子がケースの内部でつながっていない(未接続の)こともあるため、背面の端子も試してください。
🔍 D. イヤホン側かパソコン側かを見分ける
直らない場合、どちら側の問題かを見分けると、次の動きが決まります。
手持ちのスマホや別のパソコンに、同じイヤホンを挿します。そちらで鳴るなら、イヤホンは正常で、パソコン側の問題です。鳴らないなら、イヤホンかケーブルの故障です。
手持ちの別のイヤホンを、同じパソコンに挿します。こちらも反対側の結果と合わせて見ると、原因の側が決まります。両方の結果をメモしておくと、修理や相談のときに役立ちます。
🛠️ E. それでも認識しない時:メーカー保証と代替の道
A〜Dを試しても認識しない場合、ジャックの故障の可能性が上がります。
パソコンの購入から1年以内なら保証が使えることが多いです。連絡する際は、症状(いつから認識しないか、別のイヤホンでも同じか)を伝えると、やり取りが早く進みます。オーディオ診断の結果をメモしておくと説明に使えます。
折れたプラグが中に残っている場合、自分で取り除くとジャックを傷つける恐れがあります。保証の有無を確認し、メーカーサポートかお店に相談してください。
ジャックの故障中でも、BluetoothイヤホンやUSB接続のイヤホン・スピーカーは使えます。仕事を止めないことを優先するなら、まず代替の機器でしのぐのが現実的です。
よくある質問
音の設定にイヤホンが出てきません
機器が無効になっているか、ドライバの不具合の可能性があります(Bの手順・Cの手順)。無効になっていないか確認し、有効にしてください。出ない場合は再起動とドライバの更新を試します。
片耳だけしか聞こえません
プラグの差し込みの深さか、プラグの汚れのことが多いです(Aの手順)。一度抜いて、挿し込み口とプラグを乾いた布で拭き、奥まで差し直してください。改善しないなら、別のイヤホンで切り分けます(Dの手順)。
ノートパソコンにイヤホン端子が1つしかありません。マイク付きイヤホンは使えますか
使える機種が多いです。1つの端子がマイクとイヤホンの両方を兼ねる「複合端子(4極)」に対応している機種なら、マイク付きイヤホンをそのまま使えます。説明書で対応を確認してください。マイクの認識については、マイクが認識しない時の直し方も参照してください。
以前まで使えていたイヤホンが、急に認識しなくなりました
OSの更新や出力先の変更がきっかけのことが多いです(Cの手順)。挿し直しと再起動のあと、音の設定の出力先を確認してください。それでも駄目なら、別のイヤホンで切り分けます(Dの手順)。
イヤホンジャックが破損しているようです
無理に差し込んだり、折れたプラグを自分で取り除いたりしないでください(Eの手順)。保証の期間を確認し、メーカーサポートに相談してください。代わりにBluetoothやUSBの機器が使えます。