公開 2026-09-21 / 最終更新 2026-09-21 / 検査の方法と基準

インク残量があるのに印刷できない時の直し方

インクの残量表示はあるのに、紙が真っ白、または色が飛んで出ない。
原因は、ヘッドの目詰まり・カートリッジの接触・本体の一時的な不調のどこかにあります。
お金のかからない確認から順に説明します。

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症状の形で、対処が変わります。
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  • 紙が真っ白で何も出ない → ノズルチェックとクリーニング(A へ
  • 特定の色だけ出ない・飛ぶ → 色ごとの対処(B へ
  • 残量表示がおかしい・減らない → カートリッジと表示の確認(C へ

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🖨️ A. 紙が真っ白な時:ノズルチェックとクリーニング

インクジェットプリンターで一番多い原因は、インクを吹き出す部分(ヘッド)の目詰まりです。2週間以上印刷しない期間があると起きやすく、使い方の問題なので故障ではありません。まずはノズルチェックで状態を確かめます。

1.ノズルチェック(印刷の点検)をする
プリンター本体の操作パネルのメニュー、またはパソコンのプリンター設定画面から「ノズルチェック」を選びます。チェック用の模様が印刷され、どの色が詰まっているか一目で分かります。模様に白い抜けや途切れがあれば目詰まりです。模様がきちんと出ていれば、インク以外の原因(用紙設定や接続)に進んでください。
2.クリーニングを実行する
ノズルチェックで抜けが見えたら、クリーニングを実行します。インクを強制的に押し出して詰まりを通す操作で、数分かかります。終わったらもう一度ノズルチェックで確認します。1回で直らない場合は2〜3回繰り返してください。クリーニングはインクを消費するため、間隔を空けずに連打するより、1回ごとに結果を確認する方が効率的です。
3.ロングクリーニング(強いクリーニング)を試す
通常のクリーニングを2〜3回やっても直らない場合は、ロングクリーニングやヘッド洗浄という強めの操作がある機種があります。消費するインクが多いため、まず通常のクリーニングで確かめてから使ってください。操作の名前と場所は機種ごとに違うため、取扱説明書で確認してください。
4.数日置いてからもう一度試す
クリーニングでも直らない場合、電源を入れたまま数日置いてからもう一度試すと直ることがあります。インクが固まった部分が自然にゆるむのを待つ方法で、メーカーが案内していることもあります。効果が機種や状態によって違うため、保証するものではありません。その間は別の予定の印刷を紙に出さず、PDFで共有するなどして乗り切るのが現実的です。

私の環境でも、2週間印刷しない期間があった後に白抜きが出て、ノズルチェックで黒の途切れを確認し、クリーニング2回で直りました。直った後も、週に1回はノズルチェックで様子を見るようにしています。

🎨 B. 特定の色だけ出ない時

白黒は出るのに写真の色が飛ぶ、緑だけ出ない、といった場合は、その色に対応するインクやノズルに原因が絞られます。

1.色ごとのノズルチェック結果を読む
模様は色ごとに並んでいます。どの色の部分だけ白い抜けがあるか確認してください。1つの色だけなら、その色の目詰まりまたはカートリッジの不調です。複数の色が抜けている場合は、ヘッド全体の目詰まりなので、Aのクリーニングを中心に行います。
2.カートリッジの装着を確認する
電源を切ってから、その色のカートリッジを一度取り外し、再度挿し直します。端子部分(金属の接点)に指で直接触れないように注意してください。皮脂や汗が付くと接触が悪くなります。装着時にカチッと音がするまで押し込めているかも確認してください。
3.残量が少ない色は交換を検討する
残量表示が少ない色は、色が飛んだり濃淡が変わったりすることがあります。新しいカートリッジに替えると直ることが多いです。写真印刷が多い人は、使い切る前に1つ余分に用意しておくと、急に色が飛んだ時に慌てません。
4.古いカートリッジは寿命を考える
使用期限が過ぎている、または長期間放置していたカートリッジは、中のインクが変質してクリーニングでも直らないことがあります。交換を検討してください。交換用を買う前に、まずAのクリーニングで確かめると、無駄な出費を減らせます。

色味そのものが画面と違う(オレンジっぽい、緑っぽい)場合は、目詰まりとは別の原因です。印刷色がおかしい時の対処を参考にしてください。

🔋 C. 残量表示がおかしい時の確認

1.カートリッジを一度取り外して挿し直す
電源を切ってから、カートリッジを一度取り外し、再度装着します。端子の接触不良で、残量が正しく読めないことがあります。装着後に残量表示が変わるか確認してください。
2.互換インク・リサイクルインクの表示誤差を理解する
純正以外のカートリッジでは、残量表示が正しく出ないことがあります。表示と実際の残量がずれていて、実際は切れている可能性があります。印刷が薄い、色が飛ぶ場合は、新しいカートリッジに替えてみてください。互換品の品質は製品ごとに差が大きいため、評判を確認してから使うのが無難です。
3.電源を入れ直す
本体の一時的な不調で表示がおかしくなることがあります。電源プラグをコンセントから抜いて30秒ほど待ってから、入れ直してください。これは、本体内部のメモリーをリセットする操作です。
4.表示と実際の印刷で判断する
表示が多少おかしくても、実際に印刷できているなら、大きな問題ではありません。印刷ができない時のみ、この記事の手順を進めてください。表示が減らない・急に空になるといった挙動が続く場合は、カートリッジの交換で様子を見てください。

純正カートリッジに替えても残量表示が正しく出ない場合は、本体側の読み取り部分の故障が考えられます。メーカーに相談してください。

よくある質問

ノズルチェックとクリーニングはどこからできますか

プリンター本体の操作パネルのメニュー、またはパソコンのプリンター設定画面から実行できます。機種によって名前や場所が違うため、取扱説明書で確認してください。パソコンからの方が、結果を大きく確認できるので確実です。

クリーニングを何回やっても直りません

2〜3回で直らない場合は、ロングクリーニング(強いクリーニング)を試すか、電源を入れたまま数日置いてから再度試してください。それでも直らない場合は、カートリッジの交換か本体修理の相談になります。クリーニングの繰り返しはインクを大量に消費するため、連打しないでください。

インクはあるのに、残量表示が減りません

互換インクやリサイクルインクでは表示誤差が起きることがあります。また、カートリッジの端子の接触不良で正しく読めないこともあります。一度カートリッジを取り外して挿し直し、実際の印刷状態で判断してください。

白黒だけが真っ白で出ません

黒インクの目詰まりが多い原因です。ノズルチェックで黒の部分の途切れを確認し、黒のクリーニングを重点的に実行してください。黒だけが極端に飛ぶ場合は、カートリッジの残量と装着も確認してください。

互換インクを使うと故障の原因になりますか

メーカーは純正を推奨しています。互換品の品質は製品ごとに違い、目詰まりや表示誤差の原因になることがあります。使用するかどうかは自己判断になりますが、目詰まりが頻繁に起きる場合は純正に替えて比較するのが確実です。

直らなかった時のために: プリンター診断の結果(症状の形と頻度)をメモしてからメーカーに連絡すると、状況説明が一度で伝わります。印刷がかすれる・薄い場合は、印刷がかすれる時の対処も参考になります。